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横に行けない2
「横へ行く」方法についての質問メールをたまに頂きます。
どうも前回の「横に行けない」ってのはいまいち分かりにくいみたい。
確かにかなり説明を端折ってるし、あまり親切な説明じゃなかったかもしれませんが
僕は「横へ行く」ってことに関しては、なぜかあまり大した苦労もなく割とすんなりとできたので
多分みんなそうなんだろうと思ってたんですけど、どうもそうじゃないみたい。
なので追加します(笑)。

普通テイクオフができるようになると次はボトムターン、そしてアップスン・・・という順番で
練習していくと思います。ハウツー本なんかも大体そんな順番になってると思います。
でも僕はボトムターンの前に横へ行く練習をした方がいいと思います。
というのも、ボトムターンって基本のターンってことになってますが、これが意外と難しいんです。
ボトムターンの説明はここではしませんが、テイクオフができるようになって
その次にボトムターンをやっても多分ターンして戻ってきてもそれで終わりになると思います。
ボトムターンを入れるには位置やタイミングを測らないと、戻ってきても
スープに突っ込んで終わりになります。実際こうなってる初心者の人は多いです。
←波を上から見たところです。
 画像上部が沖、下が岸と思ってください。
実は意外と難しい

ボトムターンの前に横へ行く練習をすると波に対してボードをどんな角度に持って行けば
いいのか、とか波のパワーゾーンがどこなのか、てことを体で覚えることができます。
そういうことが分かってからボトムターンの練習をした方がすんなり行くと思います。
それにテイクオフからまっすぐ降りてボトムターンってのは角度がきつくて難しいので
やっぱり最初は波を斜めに降りていく練習をした方がいいと思います。
ボトムターンをするにしてもそちらのほうがやりやすいです。

前置きはここまでにして・・・
横へ行く方法ですが、まず、なるべくピークからテイクオフするってことと、
立った後に波のフェイスが残ってるってことが大前提です。

で、前回、横へ行くにはテイクオフの時にボードを少し斜めに向けておくといい、と
書きましたが、それ以外にも横へ行くキッカケはいろんなやり方で作れます。

1.テイクオフの前から波に対して少し斜めにパドルする
2.テイクオフの瞬間に手でボードを斜めに向ける
3.立った直後に足でボードを斜めに向ける


大体上記の3つのやり方があると思います。どれでも自分がやりやすい方法でいいと思います。
また、それぞれを組み合わせてやってる人もいると思います。

1については前回の「横に行けない」に書いたとおりです。

2の場合は立つ瞬間に行きたい方の手に体重をかけて、手で波のフェイスに
レールを入れるイメージでやればいいと思います。

3の場合は足でレールを入れるというより、ぐいっとボードを横へ向けて
斜めにフェイスを降りていくイメージでやればいいと思います。

最初は1よりも2か3がやりやすいかもしれませんね。

ただし、このあたりのことは「こうやればいい」とはっきり書きにくく、
結構イメージ的な部分が多いので皆さんそれぞれいろいろ試して自分の
しっくりくるやり方を探してみてください。

とにかく共通して言えるのは立ったら波をまっすぐ降りていくのではなく斜めに降りていくということです。
テイクオフしたら斜めに降りていく

ここで注意点としては、横へ行こうとしすぎてボードを横へ向けすぎてる
波に押してもらうことができないので、「横へ行く」とは言っても
ボードは斜めに向ける、ってことを意識してください。
これでは前へ進む力が得られない 波に押してもらえる

波に対してボードを平行に向けたままにしちゃうと波に置いていかれるか、
失速して飛んできたリップに吹っ飛ばされて終わりになります(笑)。
まずは「横」というよりも「斜め」に進むように意識してください。

うまくボードと波の角度が合えばこれまでより断然長い時間波に乗ることが
できますよ。波がよければこれだけで岸近くまで乗っていくこともできるので、
横へ行けるようになるとサーフィンがぐっと楽しくなることでしょう!


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